
が、Cat?、?は少数であり、且つ従来システムであるから将来LAASへ移行することがあってもユーザのリスクは小さい。(2)の(b)では最終的にMLSが残りユーザとしてMMRのような装備の新しい負担が必要となることもある。(3)の(a)の場合は従来通りで機上装置に変更はないが、その他の場合はMLS受信機の装備が必要となる。
衛星技術も成熟し、過去にlLSに比しMLSの利点とされていた曲線進入、平行滑走路進入、及び高降下角進入も更に低コストで実現されるようになったとされている。
3.3.5 進入着陸システムの特性比較
GNSSを利用し、各種の補強システムを組み合わせた進入着陸誘導方式の検討、飛行試験等がFAAを中心に研究機関等で進められており、それらのデータを基に、CAT−?、?を含む全ての進入着陸運航への適用の可能性についてICA0のAWOP(全天候運航パネル委員会)で評価中である。その経過によると現在まで所要の精度は実証されているが、インテグリティー、アベイラビリティー等所要性能を満たすかどうか明確な結論を得ていない。
地上、機上装置に更に補強を加え研究・試験を進めるならば、いずれ(約20年後と予想)技術的間題は解決すると想定し、既存の方式とGNSS利用の方式のメリット、デメリットを比較した結果を次表に示す。

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